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65代横綱貴乃花[http://takanohana.net/yokozuna65/index.html]
こんにちは。ゆとり系ブロガーのヨシナオです。
みなさんには、尊敬する人はいますでしょうか?
学校の先生でも歴史の偉人でも良いです。尊敬できる人がいない人生は非常に虚しいものでしょう。
私は尊敬する人が多くいるのですが、その中の一人に相撲界の第65代横綱・貴乃花(現・貴乃花親方)がおります。
今日は、その敬愛する貴乃花親方から頂いたお言葉を紹介いたします。
空前絶後の若貴ブーム
平成の前半期、大相撲は熱気にあふれていました。大関・貴ノ花の息子である花田勝少年と花田光司少年が2人で相撲界に入り、破竹の勢いで相撲界のトップに登って行ったからです。
昭和の大横綱・千代の富士の引退以降に相撲界を支えたのはこの二人でしょう。
しかもちょうど同世代には、曙や魁皇、武蔵丸と言った平成を代表する強豪力士がおりました。
大変すごいことに、64代横綱は曙、65代横綱は貴乃花、66代は若乃花、67代は武蔵丸という同世代のライバル全員が横綱に昇進を果たしました。横綱は神と同等の存在です。選ばれしものしかあなることはできません。
兄弟対決や膝が脱臼したままの22回目の優勝など、非常に印象深いエピソードを貴乃花は持っています。
そもそも大相撲で20回以上の優勝する横綱は大横綱と呼ばれます。貴乃花は白鵬と朝青龍とともに平成の大横綱となっております。
師匠の分け身として大相撲を目指す
そんな貴乃花親方ですが、そもそもなぜ相撲界に入ったのでしょうか。著書によりますと敬愛する師匠であり父である貴ノ花の無念を晴らすためとあります。
父親は、大関として名をあげましたが結局横綱になれず引退することになりました。それについて当時少年だった親方は大変に悔しい思いをしたそうです。そして、自分が父親の無念を晴らすと決意し相撲界に入ったのです。
ただ、相撲界とはめちゃめちゃ厳しいものです。死ぬような稽古をしないとこの世界では生き残れないという思いで朝4時から朝11時まで1分も休まずに稽古をしたと言います。
しかも、トイレにいるときもダンベルをしたりと四六時中相撲のことしか考えてなかったとのこと。
殴られるのは当たり前で、今では問題になりそうなくらいのことも普通にあったとのことです。
でも、それに耐え、ひたすらに自分を練磨して貴乃花は大横綱になりました。
すごいのは横綱になった後、師匠の果たせなかったことを成し遂げたことで「これでいつでもやめられる」と思ったことでしょう。入門してから横綱になるまでの7年間はひたすらに師匠の無念を晴らすためだけに捧げたことになるんです。
不撓不屈と不惜身命
貴乃花の相撲の中でも、特に印象深い取り組みが3番あります。
横綱昇進をかけた九州場所での曙戦、新大関の朝青龍を喧嘩のような相撲で破った戦い、最後の優勝を決めた武蔵丸戦です。ぜひ、You tube等で観てみてください。
この取り組みには貴乃花の生き様がそのまんま表されてます。横綱昇進の時に述べた「不撓不屈の精神で相撲道に不惜身命を貫く」というのが貴乃花の生き方そのものです。
こちらの貴乃花親方のつぶやきにもありますが、命ある限りその生涯を全うすることがいかに大切かを説いています。
たまに、こういうのを見ると自分の人生はなんてクソなんだろうと嫌になってしまいますね。
怠け者の私は本当に自分の人生を悔い改めなければなりません。
精進あるのみなのはわかっているのですが、なかなかできてませんね。私は大学生の時にこの精神を胸に刻んでいたのですが、いつも自分に負けていました。だからこそ親方がいかに偉大なのかを実感しましたね。
親方と会ったこと
そんな今でも敬愛してやまない貴乃花親方ですが、2012年に本を出すことになり、私はその本の発売記念で行われるサイン会に参加することができました。
心から憧れている方に会うってことはこれが初めての経験でしたので、大学ではいつもぎゃーぎゃー叫んでいた私ですが、珍しくドキドキしてました。
生で見ると、結構でかいんですよね親方。
そして、サイン会が始まったわけですが就活を翌年に控えていた私は思い切ってこの状況を伝えてみようと思いました。
そして、親方が私が買った本に「氣」と書いてくれている時に「親方、僕は来年就活なんですが親方のように負けずに頑張ります。」と声を震わせながら言いました。
親方は、「ん!?」と言った後に私の目をグッと見てくださり
「突入だ!!自信持っていけ!!」
と言ってくださり握手してくださいました。
私は一瞬、ポカンとなりましたがその言葉だけは忘れずにしようと誓ってました。
多くの方は、「え!?そんだけ?」と思うでしょう。でも、私にとって敬愛している方から頂く言葉の重みというのは、他の人よりも何千倍も凄みがあると感じてます。
特に、「突入」という言葉は自分にだけ与えられた言葉だと思ってます。人生の岐路に立たされた時、覚悟を決めて思い切って突入することはとても意義深いことではないでしょうか。
親方自身も、15歳の若さで相撲界に突入したんです。
この言葉をいただいたことは私の財産になってます。
でも、正直自分はこの「突入」ができておりません。
もっと、親方のように自分の人生戦い続けることが必要だなと親方に会って3年経とうとしてる自分は痛感しています。