こんにちは。ゆとり系語学好きブロガーのヨシナオです。
今日は、こちらのニュース記事を受けて英語教育に関するオピニオンを述べます。
主張としては、中学高校の英語教員は英検準一級を取得必須にすべきだという考えです。
日本は先進国ですがその中でもずば抜けて英語の出来が悪いです。一度本屋の語学書コーナーや受験参考書コーナーに行ってみればわかります。今や、海外に語学留学に行かずとも本だけでネイティブ並みの英語力をつけることが可能なんです。
しかも、他の言語に比べてテキストの代金が安いです。僕は今日ロシア語の教材を3冊買いましたが、6千円もしました。英語なら半額以下で同じようでさらに質が高い本が買えます。
これだけ環境が整っているのに、みんな英語ができない。これの原因の一つは学校教育にあります。
そして、英語教諭の責任でもあります。
誰でも教職さえ履修すれば教員になれる
英語教諭の何が問題なのでしょうか。一つは英語だけでなくこの国の教員育成の仕方に問題があります。
簡単に言うと、どこの大学であろうとも教職課程の資格さえ取れば誰でも教員になれるということです。ですから、極端に言えば英語が話せなくてもしっかり英語教諭になるための単位さえ取れば、後は対策さえすれば受かる教員採用試験をパスするだけです。
実際に英語教諭になる人は、英語に興味があるとは思いますが・・・
それでも、実際に英語力や英語に関する知識、英米文化に対する知識があるのかはわかりません。
それじゃあダメなんですよね。特に高校レベルでは一通りの英文法は全て修了するように教育プログラムがなっていますから、本来高校3年間通えば英文法くらいは身についているはずなのです。
それができていない原因の一つには、教員の実力不足が挙げられます。やっぱり、自分が完全に理解していないとそれを人には教えられません。子供は予想だにしないところに対して疑問を抱きますから、教員はどんな質問が来ても答えられる幅広い知識が必要なんです。
英検準一級レベルが丁度いい
そこで、教員の英語力の指針として文部省でも英検準一級が目安とされています。これには僕も大賛成です。巷で流行っているトエックやらは、英語力というよりも情報処理能力を試しているテストなんで、あんまり役に立ちません。単語レベルも平易なものばかりです。
それに比べ、英検準一級は大学中級程度のレベルであり、使っている単語もそこそこのレベルのものが多いです。そして、テーマがアカデミックなのもいいです。おまけに面接もありますからね。きちんと英語力を測るテストになっております。
高校英語教諭なら、いずれは大学入試レベルの英語も解説できるくらいでないと生徒にバカにされます。英検準一級は日本の難関私立大学くらいのレベルですから、ちょうどいいのです。
必須資格にすれば必然と勉強する
そして、そのちょうどいいレベルの英検準一級が必須資格になれば、教員志望の人は否が応でも勉強しますね。
それが何よりも大切です。英検準一級に受かるには単語をコツコツ覚え、文法を理解し英作文の勉強もしなければなりません。個人的には高校3年の受験生の時に取得しちゃうのもアリなんじゃないかと思いますが・・・
そうやって短期でもいいので勉強をすれば必ず自分にとってもプラスになりますし、自信にもつながります。英検準一くらいなら、普通に海外の人とも話せるレベルですから英語力的にも初級は突破しています。
大学時代に、シカゴ大卒でアメリカ企業に勤務していていた小笠原泰教授が英語力がある基準として英検準一級を挙げておりました。実際にアメリカのビジネスの場で勤務していた人が英語力としてTOEICよりも英検準一級を挙げているわけですから、資格としての信用性もあります。
たとえ、英語がそこまで得意じゃなくても教育に関わりたい人でも、英検準一級なら受かりますよ。
教員志望はすぐに申込め
英検は年に3回実施しています。次回は1月です。今から勉強してもちゃんと間に合いますよ。
二ヶ月あれば、参考書とかは3週くらいできますし十分受かります。
僕は一級を受けようかと考えています。留学行った人やその辺に英語教員に負けたくないのでね。
お互い切磋琢磨して頑張りましょう!
こんにちは!高校の英語教員です!
海外(英語圏)で大学を卒業しました。
その後、通信で単位を取って教師になりました。
最近はけっこう海外留学していた人が教師になっているので、
前よりはよくなっていると思っています。
それと、私も「日本の英語教育否定派」だったのですが、
今では、バリバリ「肯定派」になっています。
ぜひ、お近くの学校に見学に行かれては?
ちなみに、明日英検受けます。