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トルストイと孫[https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a0/Tanyasukhotina.jpg]
こんにちは。ゆとり系ブロガーのヨシナオです。
今回から何回に分けて、人生にとって必読だと思われる本を紹介していきます。
栄えある第一弾は生き方についての本です。多くの日本人は生き方に迷っています。
本屋の目立つ場所に並べられてるのは自己啓発本ばかりです。苦しい現状を打破するきっかけとして知らない人が書いた良さそうな言葉で自分を奮発させ一時的に自分を高めるのです。
ですが、知らない人が書いた良さ気なアドバイスの効力は限定的です。しばらくすると、また悩んで別の人が書いた自己啓発本にすがるのです。
これじゃあ、堂々巡りで意味がないですよ。そこで、今回ゆとりブロガーの僕が人生の指針となるような本を4冊紹介いたします。どれも必読と言えますのでこれを読んだ方は早めの購入をオススメします。
第4位:内村鑑三著 『後世への最大遺物』
人生の生き方の基本となる考えを提供してくれる本、第4位は日本を代表する思想家、内村鑑三の講話を本にした『後世への最大遺物』です。
私は大学生の時に一気に読みました。ページ数にして70ページくらいしかないですが、その薄さとは反対に凄まじく濃い内容になっています。
人間が生きているうちに何を後世の人々に残すのか問いうテーマで内村鑑三が学生たちにお話をしております。
もし可能ならば、建築や本などの何らかの形で遺すべきだと訴えた後に、形で遺せない人もおり、そのような人でも後世に影響を与えることができる最大の方法が一つだけあるという風に話は進んでいきます。
そして、その一つが何とも素晴らしいんですよね。本当に誰でもできる後世への遺物です。誰もが心に刻むべき教えです。
若い頃にこの考えはしっかりと入れておきたいです。
第3位:眞淳平著 『21世紀はどんな世界になるのか』
生き方の指針になる本第3位は岩波ジュニア新書から出ている眞淳平さんの『21世紀はどんな世界になるのか』です。
ジャンル的には新書となります。新書は「新書編」で取り扱おうと考えていましたが、本書は知識もさることながらこれからの生き方にも大きな影響を与えてくれる本なので「生き方編」で紹介します。
この本の内容を簡単に言うと、現在ある膨大なデータや知見を読み解き、未来がどうなるのかを予測する本です。
ジュニア新書なのですが、中高生には難しく、大学生以上の知識がないと読むのが厳しいかと思われます。
国際情勢、科学技術、社会の変容といった多岐にわたるテーマで未来を予測しております。未来の予測と言ってもSF的な要素は一切なく、極めて可能性が高いものばかりです(人口動態と高齢化、仕事とロボット、アメリカ中心か中国中心か等)。
そして、最後の章でめまぐるしく移り変わる社会の中でどのように生きるべきかという指針が明かされます。ここだけでも必読でしょうね。近い将来、これを知るのと知らないのとでは確実に差が出るといえます。
第2位:レフ・トルストイ著 『人はなんで生きるか』
生き方編第2位の本は、世界史的大作家であるレフ・トルストイ晩年の渾身の一作である『人はなんで生きるか』です。
トルストイといえば、『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』というあまりにも有名な大作を書いておりますが、晩年は自身の考えを童話という形で著しました。
この『人はなんで生きるか』も短編のお話です。岩波文庫の本ではこのお話の他にも何話かが同時収録されています。
トルストイ自身、晩年はキリスト教的な価値観に傾倒しておられたので、キリスト的な表現が多用されております。ただ、内容は人類にとって普遍的な良識を述べていると断言して良いでしょうね。
トルストイの童話にはこのほかにも『イワンの馬鹿』が有名です。どちらも子供向けの絵本としても発売されております。
僕に子供がいたら、真っ先に読ませる本ですね。人類史に一生残るほどの人物が記した生き方です。これを読まないわけにはいきません。
第1位:吉野源三郎著 『君たちはどう生きるか』
ゆとり系ブロガーがオススメの生き方を学ぶ本栄えある第1位は吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』です。岩波文庫から出ております。
もう、これは国民全員が義務として読まないといけないと言っても過言ではないほどの大著です。もし、今ある本の中で一冊残すとしたら間違いなくこれですね。
僕が文部大臣ならば中学生または小学生後半あたりから何度もこの本を読むような教育プログラムを作ります。それだけ素晴らしい本です。
生き方や思想などの全ての基本はこの本にあります。
仰々しいタイトルですが、文体は中高生向けなので平易ですよ。主人公のコペル君の身近なエピソードとおじさんのメッセージで構成されています。全てのページに大切な思想が詰まっております。
まだ読んだことのない人は絶対に読まないとダメです。これを読まずに生きるのはあまりにももったいないです。内容は書かないので、今すぐ書店にGOです。