特に息子を持つ母親な!
最近、過保護の親の話をよく聞く。学校の先生なんかに話を聞いていると、近頃は子供の大学を親が決めるらしい。
はっきり言って、異常事態である。全く子離れできていない親がたくさんいるものだ。しかもそれは息子を持つ母親に多いように思う。
うちはというと、まさにそれである。母親が全く息子である私から卒業できていない。本人はそれを自覚しておらず、近所の息子を持つ母親達に「子供の好きにさせないとダメよ!親が口を挟んでロクなことないんだから」としたり顔でアドバイスしているのだが、どの口が言ってんだよとこちらは思ってしまう笑
たまに、ショッピングセンターに買い物なんか行くと、基本的に私は本屋やらに寄って立ち読みするのだが、せっかく来たからと言って靴とか服とか買いなさい!とか言われて一緒にABCマートに入る羽目になるのだ。
これが恥ずかしいったら半端ない。20代半ばの女性定員に靴のサイズなんかを言って、在庫を取ってきてもらい、母親とその定員が見ている前で試着し、「サイズはぴったりなの?」なんて言われて「うん!ぴったり!」とか言うのである。
定員側からすれば、「このおっちゃん、いい年してママにお靴を選んでもらっているのかよ笑 気持ち悪りぃ〜」と思っているに違いない。挙げ句の果てに母親が「これ買ってあげようか?」なんて言うもんだから、こちらは顔から火が噴き出しそうである笑。
元々、靴なんか買う予定がなくビジネスシューズのメンテナンスに行ったのに、余計な出費が増えた上に会計時に若い女性が笑いをこらえながらレジ打ちをするのでたまったもんではないのだ。
流石にそれは恥ずかしいので、「お支払い方法は?」と言われたときに中指と薬指の間にカードを挟んで「マスターカードで(キリっ!)」と言って何とか面目を保つのだ。
このエピソードから分かるようにさすがに、親は子供から離れないとダメだなと思う。個人的には高校を卒業したらそのあとはあまり干渉しない方が良い。
何なら、大学生時代は一人暮らしをさせるくらいの方が良い気がする。
親が子供のあれこれを決めるのは良いことが一つもない。自立できなくなるし、何よりも親が何でもやってくれると思ってしまう可能性がある。
親は基本的に子供より早く死ぬ。親が死んだ時に何もできない子供が残されるなんて遅すぎる。基本的に20歳を過ぎたら親離れすべきだ。
余談だが、ゴリラは人間の半分くらいの寿命なのだが、ちょうど10歳から11歳くらいの時に親と対立し始め、群れを出ていく。そう考えると人間の20歳で大人というのもうなずける。これはもしかしたら霊長類の特徴なのかもしれない。
ゴリラと同じく、人間もそのくらいで独立すべきだ。