夢を語る責任


君の想像以上に重いよ

以前の職場で週に2回働きながら歌手を目指している人がいた。販売員の仕事だったけどあの仕事は歌手目指す奴が多いんだよな。

歌手めざすやつって、大体イタイ奴が多い。自分は歌が上手いと思い込んでいて、好きな歌手の歌をカバーしたりSNSに好きな歌詞をのっけてカッコつけている。

よくある話で、彼女とかにカッコつけて「オレは有名になる」とかほざきながら彼女に苦労させてるなんていうエピソードは聞いたことある。

はっきり言って、そんなホラ吹きで音楽目指すやつは論外。

そうではなくて、純粋に歌手になりたい男がいたんだよね。確か、歌手になりたい理由は「自分が苦手なことで成功して、多くの人を励ましたいから」というものだったと思う。歌が苦手なんだけど、挑戦してそれで成功したいというモチベーションだった。

オレはそいつの歌が下手だったとも思わなかったし、歌詞に強い想いを見出していて嫌いではなかった。一度、ライブを見に行ったこともあった。

普通に、頑張って欲しかった。

 

ただ、先日突然の引退を宣言したんだよね。引退というかとあるライブの後にTwitterで「今日で終わりました」的な。

たまたまその後に話す機会があって話したんだけど、色々悩んだ挙句「くだらないなーって思ったんですよね。いつまでも前向きな言葉ばかり言ってて、自分はできるんだって思ってて、なんか馬鹿みたいだし、普通に好きなことで生きていけばいいなじゃないかという結論になりました。」みたいな事を語ってくれた。

それを聞いて「そうなんだ」と言ったけど、オレの内心は複雑だった。

好きな事で生きていくのは何にも間違っていない。自分もそういう生き方をしたいしいつも提唱している。でも、自分がいつも夢を語っていた事が実はくだらないなんてことは無いんじゃないかな?オレはむしろ素敵だと思う。

もちろん、クズバンドマンみたいに一人で夢想しているのはダメだけど。彼はそれなりに努力していたし。

その後、彼が何の職業をするのかはわからんが、オレは少し残念だよ。もちろん、彼なりに色々悩んだと思うが、もう少し話を聞きたいし、周りに語っていた割にはあっけないなというのが正直なところ。

夢を語って期待をさせるならば、それを実現させてこそ人に希望を与えられる。ただ、もし諦めたとしても別の方向で頑張るのが良いと思うし、新しい目標で頑張れば良い。そしてそれを大いに語って貰えば良いと思う。

自分で言って、自分で馬鹿げていると否定してしまうのは悲しいね。今までの熱さが消えてしまうようなイメージがある。

夢だけ語るのもダメだけど。真面目に愚直に頑張りながら周りの人に「オレ、こういう風になりたいんだよね」と語るのは悪くないし好感持てるよ。

 

あーあー、なんか残念やわ。

もしかしたら、オレの方が意外と熱い男なのかも笑

 


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