オーストラリアの山火事と意識が高い海外在住日本人

[https://wired.jp/2020/01/07/australia-is-blazing-into-the-pyrocene-the-age-of-fire/]

なんだかなぁ〜。山火事が大事なのか、そういうことを呟いてる自分が大事なのか。

現在オーストラリアで大規模な森林火災が起きている。定かではないが、動物が5億匹も犠牲になっているらしい。これは極めて嘆かわしいことである。オーストラリアといえば、コアラ、ワラビー、カンガルー、ウォンバットなど思いつくだけでたくさんの固有種が生息していることがわかる。

これらの生態系を壊してしまい、多くの命を犠牲にしてしまう火事は間違いなく悪である。

[https://www.huffingtonpost.jp/entry/australia-bushfires_jp_5e12d5abe4b0b2520d24412b]

環境の問題は極めてとっつきにくい問題で「山が燃えようが動物が死のうが自分は困ることはない」と言われればそれまでである。なので、環境問題は個人の意識の問題もあるし、いかに上手に啓発するかが問われる難しい問題である。

私はTwitterをしており、いわゆる意識高い系の人もフォローしているのだが、今回の件で彼らが口を揃えて「オーストラリアの山火事が大変だ!日本のメディアは何してるんだ!?」と騒いでいるのには強い違和感を感じる。

大体、それを呟いている人はオーストラリアに居住しているか、過去にワーホリや旅行で行ったことがある人が多いパターンである。彼らにとってオーストラリアは我が故郷のようなのだろう。従って故郷の問題を騒ぐのはよくわかる。

しかし、なぜか彼らの山火事関連の呟きは日本に住んでいる日本人に対してのお説教にも聞こえてしまう。「オレがオーストラリアを心配しているのに、なんでお前ら日本に住んでる日本人はそれを心配しないのか?バカなのか?」という風に聞こえる。

確かに、BBCなどの世界的なメディアはこの問題を取り上げている(この記事とか)。環境の問題は大切だからだ。ただ、意識高いだけの人間はそれをいい事に「アタシは世界の潮流と同じ考えを持っているが、日本に住む日本人はそれを持っていない」とただ単に見下してアタシってすごいと言いたいだけな気がする。そう考えると中身がすっからかんだなと感じてしまうのだ。

「オーストラリアの火事を日本のメディアは取り上げろ!」「環境問題に関心を向けろ!」というのはいいのだが、意識高い系やらワーホリ行って人生変わっちゃった系の人は果たして本当にその問題の本質を知っており、自分がどんな行動をすれば良いのか考えているのであろうか?甚だ疑問である。

オーストラリアの火事を啓蒙したいのならば、昔から言われているような事象にも等しく関心を持っていないと嘘くさく思える。北極の氷が減って白熊の住処がなくなっていたり、アフリカでは森林伐採でゴリラの生息地が減少していたり、漢方の為という名目や象牙の為に動物を殺傷したりという問題にも同じような関心が無いとおかしいんじゃ無いの?

また、日本人にとって比較的に親しみがある国の問題しか関心が無いのも気になる。昔、フランスでイスラム系の風刺画を載せたシャルリーエブドーがイスラムテロ組織に攻撃された際に「私はシャルリ」と言って日本でもFacebookのプロフィールをフランス国旗色にしたりというムーブメントが起きた。はっきりって、西洋の国の方が圧倒的に中東にいる女性や子供を殺している。なのに、フランス側だけに肩入れするのはどうなのよって話。今回の問題もそう。オーストラリアは日本人がとても多いので、やたら関心を持ってるけど、同じ話がマダガスカルで起きたらどう反応するのかな?と考えてします。恐らくバカでマヌケな意識だけ高い系の海外在住日本人は知らんふりをするのだろう。

所詮、意識高い系やワーホリで人生変えちゃった系はその程度。

 

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