高校卒業してからだなぁ。
職業柄、高校生を目にすることが多い。その中で感じるのは、高校生ってみんなピュアだなということだ。たった3年間の高校生活ではあるのだけれど、ピュア度で言えば人生の中でトップレベルだ。
それほど、高校生はピュアだし見ているこちらが自然とエールを送りたくなる。特に何に送りたくなるとか無いのだけれども、自然とエールを送りたくなるのだ。
そのピュアな高校生だが、いつの間にかにオトナの世界にハマってしまい、ピュア度が薄れていく。その分岐点はどこか?
恐らく、高校の卒業じゃないかと思う。なんとなくだが、高校卒業後に大学生になったり社会人になるとピュア度が落ちてしまう。
これはなぜか?一つは性的な成熟だと思う。高校卒業したあたりから、男女ともに異性への興味が急激に湧いてくる。その中でピュアな心が少しずつ獣の心になる。
さらに、もう一つは頑張ることを無くすことによりピュアさが失われるということだろう。日本の高校生は何かしら頑張っている。部活で一所懸命汗を流したり、受験勉強で悩みながら机に向かったりする。このような純粋にひたむきに頑張ることがピュアさの根本ではないのか?
大学に入ったり社会人になるとそれは消えてしまう。頑張るというよりも、耐えることが多くなるからだ。そうなるとピュアな気持ちは次第に薄れてしまうものだ。