よくよく考えてみればそうだよなぁ〜。
先日彼女と話している中で、男女が交際して別れた後は友達になれるのか?という話題になり、私は絶対に友達にはなれないという立場で、彼女は友達になれるという立場だった。
私の論理は、一度友達以上の関係に踏み込んだからこそ、その後に悲しい別れがあり時間の軸は戻せないし次の出会いがあるというものだった。
彼女の論理は、一度友達以上の好きという感覚になったし近しい距離になったからこそ、相手のことを理解しているし、何かあった時には相手の性格等を知った上で助言ができたりできるというものだった。
確かに、両方に理があるように思う。
で、こんなことについて考えていたのだが一つのことがわかった。それは「一度関わったら完全におしまいということにはならない」ということである。
これ、人間関係だけでなく一定期間仲良くした人等にもあてはめられるし、あった事ないけども憧れていた人(芸能人や偉人等)にも当てはまる。
これを感じたのが動物園であった。私は毎週動物園に行きゴリラの群れを観察している。日本にいるゴリラに関してはほとんど見分けがつく。特に好きなのが毎週見ている上野動物園のハオコファミリーと一度も生で見たことがないのだが、東山動物園のシャバーニ ファミリーである。
彼らのことを直接であれ映像であれ、毎日観ている。今は完全にゴリラにハマっているのだ。
だが、人間の生活というのは変わる。もしかしたら今後引っ越したり仕事が忙しくなったりして疎遠になることもあるだろう。いつの間にかにゴリラのことを忘れるかもしれない。
ただ、もしゴリラとは疎遠の生活になった頃に、かつていつも見ていたゴリラの誰かの訃報が入ってきたらどうだろう?恐らく昔のことを思い出し涙をするはずである。そして疎遠になっていたことを後悔するだろう。一度ハマったら完全に断ち切ることはできないのだ。
人間関係も同じ気がする。一度でも仲良くなったりすれば、決別したとしても、どこかでその人のことを耳にしたりした時に感情が湧き起こってくるのではないか。