こんにちは。ゆとりブロガーのヨシナオです。
本日は、大学に行く意味について考えます。
大学受験に全落ちした私の弟も恐らく今年には大学に進学する予定です(こちら)。
また、本ブログの読者様の中にはこれから大学に進学するという人もいるでしょう。
大学は4年間通います。長いようで短いというのが本音です。そんな大学生活で何をすればいいのでしょうか。世間一般では就活の為に大学生活があると認識されがちですが私はそうではないと考えます。
今日は、完全独断の私の意見で大学生活で何をすればいいかを述べます。
大学生になることは普通じゃない
まず、進学率について見てみましょう。こちらのサイトによると、2018年の大学の学部進学率は53%だそうです。この数字についてはいろんな意見があるとは思いますが、約二人に一人が大学に進学できるという状況です。
クラスで考えるといいかもしれません。高校の同じクラスで半分は大学に進学しないということになります。これは意外と少ないんじゃないでしょうか。私は少ないと感じます。
大学進学を目指している人にとって周りの人は、みんな大学進学する人が多いので二人に一人というのがあまり実感できないかもしれませんね。
こう考えると、大学進学するということは別に普通なことではないということがわかります。高卒もいれば短大卒も周りにいるわけです。
それらの人達を置いて、大学に行く人はさらに4年間の学びの期間に入るわけです。
働くことには変わりない
小学校で6年、中学校で3年、高校で3年と合計で12年の学びの期間を18歳までに経験するのが日本です。この後は人それぞれの人生です。
高卒で仕事を始める人も結構おります。大学生が卒業する頃には高卒組は社会人5年目になるわけです。
キャリアという意味では圧倒的に高卒の方が経験が多いですね。
大学進学する人はキャリアという点で高卒組に経験が劣っているのにも関わらず敢えて学びの場に進学します。そして、その後は大多数が仕事を始まります。
結局仕事をするという点では高卒も大卒も変わらないわけです。では、高卒と大卒の最大の違いは何か?
それはもちろん、高等教育を受けるかどうかです。
学ぶレベルが違う
大学と高校の最大の違いは、学ぶレベルです。高校では大学入試のように答えをひたすら求める勉強をします。
しかし、大学ではそうではありません。大学で学ぶことは答えがありません。
世界が平和になるにはどうすればいいのか?
ガンの最適な治療法は?
地方のシャッター街は減らせないのか?
これらの問いには答えがありません。しかもこれらを考えるには様々な観点の勉強が必要となります。
平和を考えるなら国際関係論、政治学、歴史等も学ばないといけません。関連書籍は100冊くらいあるでしょう。
そういうことを学ぶのが大学という場所です。しかも、大学の講師たちはそのような問いをずっと追っている第一人者です。そのような人たちから最新の情報を得ることは最新の教養が身につくということです。
大学に入ることはこのような教養を身につけることに他なりません。
授業が大切
大学三年の頃にゼミの先生の面白いことを学びました。
大学の授業料についてです。私立ですと4年間で400万円以上のお金がかかります。これを単位数とコマ数で割ると、1コマあたり5千円くらいの授業料になるとのことです。
これは衝撃ですね。学生なんかはいかに単位を取るかしか考えておらず、1コマあたりの単価など気にしておりません。しかし、実際のところはとても高いのです。
今、外部セミナーで90分五千円なんて言われたらそれなりに高額ですよね。でも大学生はそんな授業がうじゃうじゃあるのです。これは頭にいれないといけません。
そして、それらの授業を生かすも殺すも生徒次第です。私の感覚ですと授業を生かしている人は少ないと考えられます。もったいないですね。
その高い授業料で身につけた教養はいつ役に立つかわからないのですから。