久しぶりに令和の虎を観た。今回の志願者は25歳でベトナムで起業したいという青年。実はベトナムで起業したいというよりも日本で馴染まなくてベトナムに逃げたいというのを社長達に見透かされてしまう。
社長達は全力で彼を止める。日本でうまく行かないからベトナムに行けばうまく行くと考えるのは間違っていると。
これは非常に私にも刺さった回であった。観ながらこの志願者をクズだなと思ったが、それはまさに自分自身を観ているようだったからだ。
環境を変えればうまくいく?
Twitterなんかにはよく、日本ではダメだったけども海外に行ったらうまく行ったので環境を変えればうまくいくよ!とアドバイスしている人をよく見かける。
これは半分あっていて半分間違っていると思う。というのも、海外に行って受け身で生活しても特に何も変わらないからだ。一念発起して海外に行った人が結果的にチャンスを掴むのだと思う。
だから、環境が自分を変えるのではなくて、その環境に行って自分が行動を起こしたからこそ人生が変わるのだと思う。これをしっかり理解しないと海外に行っただけで人生が変わると勘違いしてしまう。
根本にあるのは自分自身だし自分が変わらないと人生は変わらないのだ。
あと、海外でうまく行ってる日本人は女性が多い。そして、大抵は現地の人と結婚している。日本人女性はかわいいので海外で結構モテる。そして、現地の人と結婚さえすれば現地のコミュニティに一気に入れるだろう。
なので、海外に行くだけで人生が変わると思うのは間違いだと思う。海外に行く気概とそこで実際に行動を起こすパワーが必要なのだ。
結局は自分次第
まぁ、結局は自分次第ということになる。個人的に海外に飛び立つ人はそれなりの覚悟を持って「日本にはもう帰ってこない」という気概を持っていってるからこそ成功するのであると思う。とりあえず航空券だけ買って観光に行ったくらいでは変わらないと思うのだ。
この志願者も社長から言われていたが、観光客として行くのとそちらで暮らすのはワケが違う。それを社長達はわかっていたのだ。
だから、日本でテキトーに生きている人が海外で一気に成功を掴むことはないだろう。
まぁ、ワーホリみたいな生ぬるい環境にいる人間は何故か意識だけ高くなって「海外行けば人生変わるよ」みたいなクソみたいなお説教をしたがるが。根本的にワーホリ勢でまともな人生を送っている人を私は見たことが無い。結局、ワーホリビザという保険の中でイキがっているだけだ。
つまり、本当に日本でどん底になって残りの活路は海外しかないという気概があるこそ海外でも成功するワケである。ここを履き違えると大変なことになる。
とりあえず海外に行って騙されて終わりである。
日本でうまくいかない人は海外でもダメ
若い頃は信じなかったが、最近ではこの考えで落ち着いてきた。日本でうまく行かなければ海外でもダメである。
いや、日本という母語が使えてイージーな環境で何もできない人が海外でいきなり何かがうまく行くということはないのだ。むしろ、海外に行って本気で死ぬ気になって何かをやらないとくらいないと成功しないわけである。
これを知らずに、海外に行けばうまく行くなんて話している人は詐欺師でもあるし、自分のビジネスに呼び込みたいだけか、ポンコツワーホリのいずれかである。騙されないようにしていただきたい。
そして、まだ25歳のこの志願者は良いが30を越えて海外に来てしまった私にはもう未来がないのである。