情弱ビジネス

海外の大学院の授業でもYou tubeやWikipediaを使う事がある。普通に、課題で読んできてねーとか観てきてねーみたいな感じで。

逆を言えば、大学院の授業で使えるような情報がwikiやYoutubeに載っているという事である。

と同時に、ネットにはデマや金儲けのためのテキトーな情報も多々散見される。今や、スマホは必須品であるしほぼ毎日全員が情報に触れているだろう。

情報はそのままビジネスだが、質の高いものと質の低いものがあり、視聴者側の持っている尺度によりアクセスする情報に差が出る。そして、それがその人の尺度になる。

質の高い情報と低い情報

例えば、実際に授業で使ったYoutubeは以下の動画である。

この動画はEUの主要機関の一つである欧州委員会の簡単な説明動画である。非常に簡潔にその役割と構成がまとめられている。これは大学の教授がオススメしたので情報が正当である事がわかる。しかし、欧州委員会がなんなのか知らない人にとってはこの情報が正しいのかもわからない。

また、Wikipediaなんかも優秀な記事がある。Wikiであれば日本語の記事でも優秀な記事があり、しかも「秀逸な記事」という項目でWikiの審査を経て認定された記事もあるので、そのような記事はかなりレベルが高い。

例えばこちらの記事なんかはとても良い出来である。これの正当性は参考文献でも明らかである。しっかりと参考文献が書かれており、個人の思い込みに寄らない文章構成である。

逆に質の悪い動画や記事というのは、参考文献がなかったり、マスコミの記事の切り取りだったりする場合が多い。ネトウヨなんかが参考にする動画なんてまさにそれである。また、Yahooなんかに載っている記事もわざと日本語をこねくり回して曖昧な書き方をしてタイトル詐欺だけをしている記事も多い。正直言って、ネットに転がっている情報でまともなのは少ない。

リテラシーも問題になる

ただ、正直なところこの世にはネットやメディアが嘘をついてはいけないという法律は無い。なので、注目を集めたもの勝ちな事が多々ある。

むしろ、今は情報が売れる時代なので嘘をついてでも金さえ儲ければ良いという連中がたくさんいる。そして、それが金儲けだと気づかずに信じ切っているバカも大量にいる。

ネトウヨなんてその典型である。私の元父は典型的なネトウヨだが、ネットに転がるビジネス右翼の記事やYoutubeを朝から晩まで読み込み、印刷をしマーカーで線を引き、動画を観てこちらにも視聴するように推してきた人間である。

例えば、元父は以下のようなネタが大好きであり、いつも笑顔で「韓国経済崩壊!」と家で唱えていた。

で、例えばこの家計負債というのを世界銀行やOECDのデータで見ると、韓国は世界一位の家計負債率でないことがわかる(データ)。普通はこのようなデータを自分で見て、情報の精査をするのだが、リテラシーがない人はそこまで頭が回らない。元父も「オレは世の中の事実だけを捉える」と豪語するにも関わらず、このような嘘動画に騙されている。そして、データ等を見せても「このデータが本物かどうかはわからない」「これはあくまでもOECDの一つの見方である」というバカ発言をするのみである。最終的には私の人格批判をし・・・ということがあり、この前絶縁をしたのだが、まぁ情報弱者というのはここまでバカなのかと呆れまくった。そして、バカは死なないと治らないなとも思った。

世の中にはほんの僅かな良質な情報と大量のクズ情報があり、残念ながらリテラシーが低い人は私の元父のように質の低いウソ情報にばかり惑わされて、バカになり、搾取され、最終的には家族からも絶縁される運命にある。

質の高い情報を手にできるだけのリテラシーは大事である。

リテラシーのメソドロジー

では、質の高い情報を手にするにはどうすれば良いのか?また、事実のチェックはどうすれば良いのか?二つだけ紹介しよう。

一つはExternal Perceptionを使うことだ。簡単に説明すると外部からの視点を取り入れることである。例えば、日本の社会問題について知りたければ、日本国内のテレビや新聞だけではなく、海外の新聞等にも目を通してみることである。いくつかの情報源で同じことを述べていればそれは確実に事実に近い。

もう一つの方法は社会科学の方法論を使うことである。これは完全に社会現象を科学的に捉える手法であり、物事を概念化し、運用方法を見極め、運用方法の信頼性と情報の出どころの信頼性を調べる方法である。

ちなみに、社会科学ではマスコミの記事は信頼できる情報源ではない。なぜなら、マスコミの記事や情報の目的は真実を伝えるものではなく、売って金儲けをするためのものだからだ。そうなると、自然に論文や本という選択肢が多くなる。ただ、本も腐った出版社は多数あるので、どの出版社がどれだけ科学性に注意を払っているかを見極めないといけない。

結局はやはりその人の学問レベルや鍛えてきたリテラシーが全てであろう。

ただ、逆を言えば情弱ビジネスで金儲けもできるということだ。少し興味ある。

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