
インターネットって、確かに良いものだと思う。しかし、その功罪は計り知れない。
今回は留学生のネットの功罪について最も大きい問題を語ろう。
留学の最大の壁とネットの罪
留学している日本人にとって最も壁になるものは何か?
それはもちろん、語学力である。語学力さえあれば、かなりの授業についていけるのだ。
しかし、ネットがあるとDeepLが使える。これは最大の功罪である。なぜなら、和文英訳も英文和訳もかなりの精度で行えてしまうからだ。
今やネットを上手に使えば(これが難しいんだけど)語学はある程度乗り越えられる時代となった。特に先のような書き言葉は結構進歩している。
これは留学生にとって最大のマイナスでもある。自分で文法事項と覚えた単語を駆使しながら使う機会がないからである。
なんだかんだ、語学力というのは頭を使いながら上達するものだからである。
留学の変化
留学という行為が今や、昔よりも圧倒的にハードルが下がっただろう。例えば明治の頃は福沢諭吉なんかが渡英し、様々な文化を学んできた。そう。Cultureなんていう言葉「文化」と「教養」という言葉にして日本語に組み込んだのも彼らである。
この、新しい言葉を日本語に置き換える作業なんかに比べれば、今の時代の留学なんて楽なものである。むしろ、楽すぎるくらいだろう。
今でも、新しい言語圏への留学はそれなりに大変である。が、なんだかんだインターネットのおかげで何とかなっている。
本物の留学
今の時代、本物の留学はもう無くなったと思う。どちらかというと補助輪付きの留学が今の主流ではないか?
だから、女子大の国際系学部などでは1セメスターを海外で過ごすのが普通だ。そして、それが留学になる。
誰でも簡単に留学に行けるのだ。
なので、本物の昔の留学に比べれば大したことないのが正直なとこだろう。
今の時代、本物の留学はできなくなった。