あんな氏と石川優実氏とフェミニズムについて

正直、この件に男である自分が口を出すのは憚れることですが、一応私も北欧に近いところでフェミニズムを学ぶ者としてなるべく第三者的に客観的に意見を書いていこうと思います。ただ、もちろん主観が入ります。

Twitterでフェミニズム活動をしている石川優実氏とあんな氏が対立しました。お互いにnoteやブログで公開という形で双方を批判しており、完全に対立しております。[石川氏のブログ][あんな氏のnote]

もう、ここまできてしまったら和解は難しいんじゃないかと思われます。この問題は8月に始まったことですが、今日でも争いが続いている模様です。

https://twitter.com/annaPHd9pj/status/1439444356725944322
https://twitter.com/ishikawa_yumi/status/1439507592435277827

なかなか強烈ですね。読んでいるとこちらも少し精神を削られます。私個人としてはどちらにも正義はあるしどちらにも誤っている部分もあるということです。簡単にまとめます。

石川優実氏について

私が思う石川氏の良いとこ悪いとこをまとめました。

良いとこ

・本名顔出しで活動をされている

・BBCにも選ばれた#Ku tooの発起人

・本人が不本意な形で撮られたヌードグラビアがネットに転がっているのに負けないで活動している

・フォロワー3.7万人の影響力がある

他にもたくさんあるでしょうが、私は何よりも本名と顔出しで活動されているのが評価に値すると思います。また、かつて拒否ができない形で撮影された裸画像が載っているのにも関わらず、顔出しで活動できることは勇気があることです。男の私でさえフルチン画像がネットに載ったら生きていけません。

改善の余地があるとこ

・たまに行きすぎたツイートをする

・唐突に変なことを呟く

・言葉を書いてある以上に受け取ってしまう癖がある

こんなとこでしょうか?急に昔の野外セックスの話をしたり、色々あるのですが、私が思う一番の問題点は言葉を言葉が持つ意味以上に解釈して捉えてしまう部分ですね。これは誤解を生んでしまう可能性が大きいのです。そして、この悪い部分が現れたのが今回の対立だと思います。

あんな氏について

続いてあんな氏についてです。

良いとこ

・学問的な見識がとても深い

・言葉の使い方が上手い

・論理的

・論点が的確

これらのことが指摘できます。あんな氏、とにかく頭が良いというか博識です。なので、フェミニズムに関してしっかりと学問的に捉えており発信しております。正直、私も彼女の見識には驚かされますし、その言葉の使い方とシャープな伝え方は目を見張るものがあります。素直にすごいです。文章も上手いですしね。でも、これが逆にデメリットも生みます。

改善の余地があるとこ

・匿名で顔出ししてない

・プライドが高くなんでも正当化しがちに見える

急に英語の概念を出して「知らねーだろぉー」という態度が見える

・英語が使えない日本人には理解できない概念を出す

・学問至上主義で学問ができない人を見下しているように見える

あんな氏が石川氏と大きく違う点は、本人は完全に匿名で顔出しもしていない部分です。彼女は現在イギリスの大学院に通っておりますが、これも究極的にそういう設定ということにもできます。証明のしようがないですからね。顔出ししている石川氏よりかははるかに安全な位置にいますし、Twitterでのダメージも少ないです。

また頭が良いが故に、頭が良い人特有の他の人を見下した感が出てしまっています。私もそうですが、海外で大学院なんかまで行くと明らかに自分よりも知能が劣った人もいて、そういう人が間違った発言なんかをすると圧倒的な知識で反論&論破できてしまうのです。逆を言えば、エリート階級になるからこそ大事なのは謙虚になることなんですけどね。文章とかがうまければ尚更自分のことを正当化できてしまうので困りますね。あんな氏にはこのような態度が見え隠れします。

お互いの悪い部分が出た喧嘩

今回の争い、私から見たらお互いの悪い部分が出てしまった感じがします。石川氏の有料版の記事を読みましたが(私は有料版を読むことをお勧めします)、石川氏はかなりお怒りモードで我を忘れている風にも見えましたし、あんな氏の言葉一つ一つに過剰反応をしているように見えました。一方であんな氏からは「石川の間違ったフェミニズム感覚と行動を矯正してやろう!」という気持ちが見え隠れしてますし、とにかく自分の非よりも石川氏の間違った部分をこれでもかという風に論理的に論破しようとしております。有料版の記事を読む限り、あんな氏も相当しつこいです。

今回の喧嘩は、お互いの悪い部分が全面に出た喧嘩なんだなぁと認識させられます。こりゃ和解は無理ですし、仮に和解をするのならばしっかり二人で話し合うべきです。ただ、二人とも公に相手への批判を出してますし、結果については報告した方が良いとは思います。

私が個人的にこの喧嘩を例えるならば、公立の中学校で頭が良くて信頼がおける優等生と勉強はできないがその他の部分でリーダー格である子が喧嘩したというイメージです。多分、純粋な言い合いだと優等生のあんな氏に軍配が上がるでしょうが、石川氏にも根強い人気がありますので中々決着がつかないという感があります。

日本のフェミニズム

私自身は、フェミニズムが生まれた欧州でフェミニズムに関しての論文等も読んでおり、フェミニスト達には理解を示しておりますが、日本における日本人フェミニストには疑問符の方が多いです。私的にはフェミニズムは学問であり、その理論は極めて難しいものであります。例えば、ケイパビリティアプローチに関して論じれない人をフェミニストと呼んでもいいのかわかりかねます。

あと、ある時に「フェミニストのおかげで女性の参政権が得られた」というツイートを何人かがしているのを見まして、「え?それって日本の話?海外の話?」と疑問に思いました。日本の女性参政権を導入したのは紛れもなくGHQですので、仮に日本の話をしているのならば頓珍漢だなと感じてしまったのです。個人的にイズムと呼ばれるものにはしっかりとした歴史と系統があります。それを無視した議論は無意味だと思います。

また、発展途上の日本のフェミニズムで影響力のある人達がこんな喧嘩をしていたのならば、日本のフェミニズムの発展は遠いですね。正直、この今回の二人は日本のフェミニズムの進展を一歩遅らせた感がありますので残念ですね。

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